先週金曜日の朝,ソーシャルディスタンスをとりながら窓や扉を全開して,3,6年生の2つの学年は体育館,1,2,4,5年生の4つの学年は教室でオンラインの2つに分かれて朝会を行いました。この2年半,コロナ対応により全校児童が集まる機会が少なかったのにも関わらず,3年生と6年生の整列の仕方,話を聞く態度がとても立派でした。日々教室で頑張っていることの積み重ねの姿です。当たり前のことを当たり前にする「凡事徹底」が身に付いてきていることを感じ,とても嬉しくなりました。
朝会では,「教室は○○○ところだ。○○○に入る言葉は何でしょう?教室はどんなところでしょう?」と問い掛けました。すると,さっと手が上がり,このような答えが返ってきました。
「勉強する」 「いろんなことを学ぶ」 「楽しい」
「そうです。そのとおりです。素晴らしい答えを言ってくれた友達に拍手をしましょう。教室はそういうところであってほしいです。もう一つ,みんなと確かめたいことがあります。教室はこういういう場所でもあるのです。」と言って,子供たちに蒔田晋時(まきたしんじ)さんの詩「教室はまちがうところだ」の一部を紹介しました。私が担任時代にいつも子供たちに紹介し大切にしてきた詩です。
教室はまちがうところだ
みんなどしどし手を上げて
まちがった意見を 言おうじゃないか
まちがった答えを 言おうじゃないか
まちがうことをおそれちゃいけない
まちがったものをワラっちゃいけない
まちがった意見を まちがった答えを
ああじゃあないか こうじゃあないかと
みんなで出し合い 言い合うなかで
ほんとのものを見つけていくのだ
そうしてみんなで伸びていくのだ
(略)
まちがったって誰かがよ
なおしてくれるし教えてくれる
困ったときには先生が
ない知恵しぼって教えるで
そんな教室作ろうやあ
(略)
そんな教室作ろうやあ
「今みんなが言ってくれたように,教室はいろんなことができる場所,大切なことであふれている場所です。そして,学級は間違うところでもあるのです。間違うことは宝物です。みんなの周りには友達がいます。仲間がいます。先生もいます。間違うことを恐れずに,みんなとともにいっぱいチャレンジして,失敗や間違いからいろんな事を覚えていきましょう。」
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