2022年11月29日火曜日

校長室便り「ともに」第11号 5年生学習発表会 十符っ子の日

 


学習発表会は5年生がフィナーレを飾り,全ての学年の発表が終わりました。3日間に分散しての学習発表会となりましたが多くの方々においでいただき,ありがとうございました。本当はもっともっと多くの方々に見ていただきたかったのですが,感染症対策のため人数制限を設けざるを得ず,申し訳ありませんでした。

一方,感染症拡大の状況により予定していたフリー参観を中止せざるを得なくなったこと,残念でなりません。学校だよりNo2に書いたことの繰り返しになりますが,私は,普通の(日常の)学びの姿を見ていただくことはとても大切だと思っています。一日の学校生活の中には子供のいろいろな姿があります。「なぜだろう?」と考える姿。「分かった!」と喜ぶ姿。「うーん」と悩む姿。集中する姿,集中できない姿。気付き,喜び,失敗,感動,共鳴,共感,・・・。派手なものもあれば地味なものもあります。仲良しの姿も,言い合いぶつかり合う姿もあります。その全てが大切な学びの姿です。「皆がともに学ぶ姿」なのです。その姿を皆様と共有したい。それが願いなのです。

現在学級内・学校内でのクラスターは発生しておらず,出席停止となっているお子さんは家族感染やその濃厚接触者認定による場合がほとんどですが,メールでお知らせしているとおり,新規感染者の連絡を連日いただい
ている状況です。子供たちはマスク着用や手洗いなど予防対策を頑張っているので感染爆発は抑えられて
いますが,学級内で感染が拡大する可能性がある場合は,国・県の基準に従って町教委・管理校医と相談の上学級閉鎖の措置を行い,感染拡大を防いでいます。


「子供たちの命と心を守りながら学びを止めない」を合言葉に,これからも「ともに」歩んでいくことに,ご理解ご協力をお願いいたします。子供たちの様子はこれまでどおり各学年のお便りや本校ホームページ内のブログ等でお伝えしていきますので,ぜひご覧ください。そして感染症が落ち着いた際には,子供たちの学びの様子を多くの皆様と直接共有できることを願っています。


利府町では「町の未来を担うすべての子どもが自ら考え,行動し,心豊かに成長してほしい」との町民の願いを受け,平成1511日に「子ども憲章」を制定しました。一方,開発が進む町の環境は,大型店の進出,高速交通網の整備によって都市化が進み,子どもたちの望ましい成長に一層の懸念も寄せられるようになりました。そこで「子ども憲章」の具現化の見地から,十符っ子ブラザーシップが平成1763日に設立されました。

十符っ子ブラザーシップは「町はひとつの学校」の理念のもと,町内唯一の県立高校である利府高校を頂点に,県立利府支援学校,町内小中学校9校の計11校で組織した大異年齢集団です。これまでに「あいさつ運動」「いじめをなくすためのアピール活動」「エコキャップ運動」等,様々な活動を展開してきました。

2011年にこれらの活動を発展させ,県内初の志教育の集い『第1回『十符っ子の日』を開催し,現在に至ります。今年度は感染症対策のため各校においてメッセージ動画を視聴する形でしたが,中学校区ごとに子供たちが保護者・地域・教師に感謝の心を示す機会とするとともに,家庭・地域から期待されていることを自覚し明るく元気に育っていくことを誓いました。その中で本校6年生の代表児童が「将来の夢」を堂々と発表しました。また150周年記念式典におけるバルーンリリースもその活動のひとつともいえます。子供たちの思いや夢が花の種とともに風船に乗って青空高く舞い上がり世界へ広がっていきました。


♪♪♪校長室のつぶやき(ツイート)♪♪♪ 

 手すりのない橋を全力で走る 怖いのは足元の深い峡谷を見るせいだ

透きとおった道を全力で走る 硝子かも 氷かも 疑いが足をすくませる

つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ

ともに 走りだそう ともに 走り継ごう

過ぎた日々の峡谷を のぞき込むヒマはもうない

ともに 走りだそう ともに 走り継ごう

生きる 互いの気配が ただひとつだけの灯火  ♪中島みゆき「倶(とも)に」より

 この校長室だより「ともに」とリンクするように,最近この中島みゆきさんの「倶(とも)に」の歌が心に響きます。フジテレビ系のドラマ「PICU」のエンディングテーマとなっている歌なので耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この曲を聞くと,ともに走りだし走り継ぎながら,子供たちの「命」と「心」を守り,ひとりひとりを輝かせたい。そんな思いで胸がいっぱいになるのです。


2022年11月14日月曜日

校長室便り「ともに」第10号 150周年記念式典

 

今年、利府小学校は創立150周年をむかえました。このような年に、利府小学校の6年生として、また、代表として、今日の日をお祝いできることをとてもうれしく思います。

利府小学校は、多くの児童が学び、たくさんの思い出とともに、150年という時を歩んできました。私の祖父も、利府小学校を卒業しました。当時は、木造の校舎で、校庭にはシンボルであるくるみの木が堂々と立っていたそうです。

私は今、利府小学校で過ごしたこれまでのことを思い出します。先生方から各教科の勉強を教わったほかに、地域の方々からもたくさんのことを教わりました。さつまいもの栽培や朝の読み聞かせなど、いろいろな活動が思い浮かびますが、私が一番思い出に残っているのは「梨の学習」です。大きな梨を自分の手に取ったときのうれしさは今でも忘れられません。このように、地域の方々の支えがあり、利府小学校の生活があるのだとあらためて感謝の気持ちをもちました。

私は小さい頃から、「利府バスケットボール」というスポ少のチームに所属しています。練習がある日は、学校生活を終えるとすぐ、夜遅くまで体育館で練習するため、利府小学校で過ごす時間が人よりもずっと長いのです。そんな私にとって、この利府小学校は、「とても大切な存在」です。卒業まで残りわずかですが、これからも、忘れられないような楽しい思い出をたくさん作っていきたいです。

新型コロナの関係で、ほかの6年生がこの式典に出席できないことになり、残念な思いもありますが、お祝いと感謝の気持ちを込めて6年生全員で合唱曲「ふるさと」を歌い、録音しました。このあと、思い出の写真とともに披露しますので、ぜひお聞きいただければと思います。

最後になりましたが、利府小学校創立150周年おめでとうございます。

                令和4年11月12日6年 梨の花児童会代表児童

すばらしい挨拶と6年生の歌声に,会場は感動に包まれました。

150周年記念式典最後のプログラム「バル―ンリリース」。子供たちが感謝や夢などの思いを込め,澄み切った青空に風船を放ちました。その風船は環境に配慮した自然に還る素材でできており,中には子供たちが育てたひまわりやアサガオなどの花の種が入っています。子供たちの思いが風船に乗って遠く世界に広がり,美しい花を咲かせることでしょう。

校長室便り「ともに」第24号 6年生を送る会 ボランティアさん感謝の会

  ともに学ぶ姿                -6年生を送る会  2024.3.5 - お世話になった6年生に,各学年が工夫して感謝の気持ちを伝えました。 各学年の心のこもったメッセージやプレゼントに感激の6年生。ともに学ぶ喜びにあふれたひとコマでした。 6 年生の...