赤子には肌を離すな
幼児には手を離すな
子供には目を離すな
若者には心を離すな
秩父神社「親の心得」園田稔氏作
この言葉に出会った時,子供と向き合う教員として,いえそれよりも3人の子育てをした親としての私の胸にささったことを思い出します。小学生はちょうど「子供~(若者)」に当てはまりますよね。しっかりと手を握って育てる幼児期から,時には手を放して自立を支え,そっと見守ることも必要な小学生の時期。しかし手を離すことはあっても,「目を離すな」のとおり,この時期の子供にとっては,親に見てもらうこと,感じてもらうこと,認めてもらうことが必要だ,ということなんですね。
運動会や学習発表会のような,特別な活躍の場を見ていただくことはもちろん大切ですが,私は普通の(日常の)学びの姿を見ていただくことも同じくらい大切だと思っています。一日の学校生活の中には子供のいろいろな姿があります。「なぜだろう?」と考える姿。「分かった!」と喜ぶ姿。「うーん」と悩む姿。集中する姿,集中できない姿。気付き,喜び,失敗,感動,共鳴,共感,・・・。派手なものもあれば地味なものもあります。仲良しの姿も,言い合いぶつかり合う姿もあります。その全てが大切な「ともに学ぶ姿」だからです。
明後日の授業参観・懇談会は,久しぶりに人数を制限しませんので(手洗いの励行等の感染対策はお願いしますが),ぜひ多くの方々に参加いただき,「皆がともに学ぶ姿」をご覧いただくとともに,お子さんの頑張りや成長をしっかりと「見て」「感じて」いただき,そして大いにほめ,認めてあげてほしいと思います。懇談会も,決まりきった固い内容を減らし,学校と保護者の皆さんが繋がりを実感できる会にしようと工夫しています。時間も長くかかりませんのでぜひお残りください。また,懇談会後,この機会に校長への相談などがありましたら,どうぞ遠慮なくお寄りください。校長室でお待ちしています。
昨日今年度初めての避難訓練を行いました。「命」と「心」を守る大切な学習です。子供たちは指示をしっかりと聞き,お・は・し・もの約束を守って避難できていました。初めての1年生もとても立派で,キラキラ輝くがんばりでした。