2023年1月10日火曜日

校長室便り「ともに」第13号 3学期のスタートです。

 始業式の中で2年生と4年生の代表児童が新学期の抱負を発表しました。それぞれすばらしい発表でしたので,紹介したいと思います。

「3学きにがんばりたいこと」 2年代表○○                              

ぼくの3学きのもくひょうは,3つあります。

1つ目は,2年生でならったかん字をぜんぶおぼえることです。なぜなら,2年生ではかん字が多くて,おぼえることがたいへんだったからです。もし,しゅくだいで,わからないかん字がでたら,よく考えて思いだしたり,今までよりもていねいにれんしゅうしたいです。

2つ目は算数です。2学きは九九がむずかしかったけれど,ぜんぶおぼえることができました。3学きもあきらめずに,なんどもれんしゅうして,かんたんにとけるようになりたいです。

3つ目は,だいじなことを後まわしにしないことです。たとえばぼくは,かたづけを後まわしにして,本を読んでしまいます。これからは,自分できめたことや,やくそくをすぐやるようにしたいです。


「3学期にがんばりたいこと」 4年代表○○                              

私が3学期にがんばりたいことは,3つあります。

1つ目は,算数です。理由は,いつも,もったいないまちがいをしてしまうからです。テストでも,(なんでこんなところを?)というまちがいをしてしまい,先生に「ここもったいないよ」と言われました。3学期はしっかりと見直しをして,もったいないまちがいをなくしたいです。

2つ目は体育です。私は体育がとくいというわけではありません。でも,2学期の最後のたんげんのとび箱で,台上前転をたくさん練習したら,かん単にとべるようになりました。それをきっかけに,ほかに出来ないことも,たくさん練習して,出来るようになろうと思いました。3学期は,ティーボールなどもがんばりたいです。

3つ目は,じゅ業でたくさん手をあげることです。私は,はずれたらどうしようと思い,あまり手をあげていませんでした。でも,先生が「まちがえてもいいんだよ」と言っていたので,3学期から勇気を出して,たくさん手をあげたいです。

4月から5年生になるので,高学年に向けて3学期もがんばりたいです。


 私は3学期の始業式でこんな話をしました。


おはようございます。とても気持ちの良い挨拶が校長室まで聞こえてきました。

みなさん,冬休みはどうでしたか?楽しく過ごすことができましたか?家の手伝いを頑張った人,勉強を頑張った人,一生懸命遊んだ人,約束をきちんと守って生活した人,みんな偉いです。みんなが約束を守り,元気なみんなに会うことができて,とてもうれしいです。

ここで悲しいお知らせがあります。真剣に受け止めてください。職員室の事務の先生,佐々木里美先生が,12月の末に病気でお亡くなりになりました。佐々木先生は,みんなが気持ちよく勉強したり安全に遊んだりできるように,勉強の道具をそろえたり環境を整えたり,という学校全体を支える大切な事務の仕事をされていました。優しく誠実な先生で,みんなのことをいつも大切にしてくれる先生でした。佐々木先生への感謝の気持ちを込め,御冥福を祈って黙祷したいと思います。黙祷とは目をつむっておしゃべりをせず,心の中で亡くなった方への思いを伝えることです。それでは始めます。「黙祷」・・・ 黙祷を終わります。目を開けてください。 

冬休み前にクイズを出しました。覚えていますか?これは何でしょう?そう,正解がいっぱい聞こえてきました。SDGsといいます。一人一人が大切であるということ,それを「人権」と言います。その人権を守り,みんな幸せな世界がずっと続いてほしい,その気持ちを目標にしたものがこのSDGsなのです。「持続可能な開発目標」とも言います。世界のみんなを大切にするなんてできないよ!と思った人はいませんか?そんなことはありません。SDGsには,みんな一人一人ができることがいっぱいあるんです。みんなが2学期から取り組んでいる「やすチャレ」=休み時間の過ごし方のチャレンジ,これも立派なSDGsの取組です。だって,みんなが決めた目標に向かって頑張れば,みんなが安全で安心になるのですから。

すぐ隣の友達,クラスの仲間,すぐそばにあるもの,一人一人を大切にすること,ずっと続けることのできるもの。「自分がされて嫌なことは人にしない言わない」ことや「やすチャレ」。どれもが素晴らしいSDGsの取組なのです。これからも,みんなで分かり合い,ひとつになって頑張っていきましょう。


♪♪♪校長室のつぶやき(ツイート)♪♪♪

 

始業式の中で,佐々木先生を悼み,子供たちと黙祷をしました。新年早々ではありましたが,とても大切な時間であったと思っています。生と死について考えることは大切な「命」と「心」について考えること。そしてそれは一日一日を大切に生きることにつながるのです。私たち一人一人が悼みのなかから「そのあと」をつくっていきたいです。それが佐々木先生のご遺志に応えることだから。


0 件のコメント:

コメントを投稿

校長室便り「ともに」第24号 6年生を送る会 ボランティアさん感謝の会

  ともに学ぶ姿                -6年生を送る会  2024.3.5 - お世話になった6年生に,各学年が工夫して感謝の気持ちを伝えました。 各学年の心のこもったメッセージやプレゼントに感激の6年生。ともに学ぶ喜びにあふれたひとコマでした。 6 年生の...