ともに学ぶ姿
-6年生を送る会 2024.3.5-
お世話になった6年生に,各学年が工夫して感謝の気持ちを伝えました。
各学年の心のこもったメッセージやプレゼントに感激の6年生。ともに学ぶ喜びにあふれたひとコマでした。6年生のお返しの合唱にも感動!
社会に開かれた教育課程
-ボランティアさん感謝の会 2024.2.27-
“よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る”という目標を学校と社会が共有し,連携・協働しながら,新しい時代に求められる資質・能力を子供たちに育む「社会に開かれた教育課程」の実現を目指す。
これは,現在の学習指導要領に明記されている,今求められている学校の姿です。利府小学校では『学校は地域に浮かぶ船』の理念のもと「保護者・地域等と連携した開かれた学校づくり」を重点施策に位置付け,感染症対応により縮小せざるを得ない期間もありましたが利府町「コミュニティシップ」活動とも連携し,多くの方々と協働してきました。
読み聞かせボランティアさん,生け花ボランティアさん,登校見守りボランティアさん,梨の学習ボランティアさん,ミシンボランティアさん・・・。子供たちは,いろいろな「人」や「もの」との出会いの中で豊かに成長してきました。その皆さんへ「感謝の会」で感謝の気持ちを伝えました。
☆今日のキラキラ☆
6年生を送る会で,子供たちへのメッセージを職員合唱「cosmos」で伝えました。
♪ 時の流れに生まれたものなら 一人残らず幸せになれるはず
みんな命を燃やすんだ 星のように 蛍のように
光の声が天高く聞こえる 僕らはひとつ みんなみんな
光の声が天高く聞こえる 君も星だよ みんなみんな ♪
命と心を守る 3月8日(金)のリモート朝会では,こんな話をしました。
1月1日,能登半島で大きな地震が起きました。写真のように大きな火災が起き,津波も発生しました。多くの人が犠牲になり,今も避難生活をしている人も多くいます。みんなもブラザーシップ募金でお見舞いの心を伝えましたね。さらにみんなで一日も早い復興を祈りましょう。
次の写真は,20年前に大地震と津波に襲われたインドネシアという国の写真です。多くの建物が高さ10mを超える津波によって一瞬で流されてしまいました。
このように,世界のいろいろな国で,地震や津波が起きています。自然災害と言います。そして自然災害はいつどこで起きるか分かりません。
みんなの住む宮城県も,13年前の平成23年3月11日,とても大きな地震と津波に襲われました。東日本大震災と言います。東日本大震災ではいろいろなところで大変な被害を受けました。石巻市立大川小学校という学校では,84人の子供たちと先生方が大切な命を落としました。1週間後は卒業式のはずでした。中学校入学を楽しみにしていたのに卒業できずに亡くなった6年生が何人もいたのです。とてもつらく悲しいことです。こんなことは二度とないようにしなければいけません。
次の写真は,宮城県の石巻市立門脇小学校という小学校の写真です。ここでは,奇跡のようなことが起きました。多くの人の命が助かったのです。大地震の後,門脇小学校には近くの人たちも続々と避難してきました。でも,多くの人がその後どうして良いのか分からなくなっていたそうです。そんな中,門脇小学校の子供たちが避難訓練で練習していたとおり,学校の後ろにある日和山という山に向かって避難を始めます。(これは利府小学校のみんなの避難訓練の様子です。みんなのやっている避難訓練,大切ですね。門脇小学校ではこの道を通って山に上がる訓練をしていたのです)その子供たちの動きにつられて,多くの人が山に向かって避難をしました。そしてその後,恐ろしい津波が学校を襲いました。校舎は津波にのみ込まれ,流されてきた車が燃え上がって火事になり,校庭はがれきで埋め尽くされました。日和山に避難した子供たちは皆無事でした。そして,子供たちにつれられるように避難した人たちも無事でした。そうです。「自分の命を自分で守る」ことが,自分の命はもちろん,自分以外の多くの人の命を救ったのです。
「自分の命を自分で守ること」。そのために避難訓練をしたり約束を確かめたりして「そなえる」こと。これらはみんなにもできます。みんなで声を出して読んでみましょう。「自分の命は自分で守る」
3月11日(月)の午後,大地震が起きた午後2時46分にサイレンが鳴ります。それに合わせて,震災で犠牲になられた方々の冥福を祈って黙とうを捧げてください。そして,命を大切にすることを約束しましょう。
ご家庭でも「もしも」に備えて,大きな揺れの時はどうする,どこに逃げる等,ぜひ約束を確認してください。